モラハラ離婚と後悔しない人生の選択

家庭でモラハラを受けている人は急増中です。そんなモラハラ被害者には多くの専門家は離婚を勧めます。急に離婚の決意をすることは難しいですが、まずはその家から離れることが最重要です。離婚して良かったと思っている人はかなりいます。または早く離婚していれば後悔しない人生を歩めたのにと思っている方もいます。離婚しない道も選択できますが、自分の人生を後悔しないためにも参考にしていただけたらと思います。

モラハラを知ることから始める

今この『モラハラ離婚と後悔しない人生の選択』記事を読まれている方は、モラハラについて調べようと思ってここまでたどり着いたと思います。それは読んでいる方の意識の中に「モラハラ(モラル・ハラスメント)」という言葉が入っているからです。モラハラや離婚についてもっと知りたいと思い調べていたのだと思います。すでにモラハラについて知っていることはあると思いますが、他にも新しい情報があるかもしれませんので読み進めてみてください。自分の人生を守れるの自分だけです。後悔しないようにしっかりモラハラを理解していきましょう。

モラハラとは

モラハラとは「モラル・ハラスメント」の略で、精神的暴力、精神的虐待のことです。加害者は態度や言葉によって嫌がらせを繰り返し、被害者に大きな不安や苦痛、恐怖を与えます。肉体には何も跡は残らないので家庭の中で起きていることには外からは気づくことが難しいです。

暴力・虐待という言葉でイメージされるのは一般的に、強面の人物が『誰のおかげで飯を食えていると思っているのだ!』と恫喝し体に暴力を与える様子だと思います。しかしモラハラを行う人物は優しい顔をした外面で社会的評価も高い人です。他の人が「まさかあんな良い人がそんなことをするわけない」と思うような人が、人目のつかない場所でターゲットを絞って陰湿な精神的暴力を行うのです。モラハラ被害者自身も自分が暴力を受けているとは気づかないくらい、モラハラ被害者自身に問題があるように思わせることが得意としています。

DV防止法について

日本では2001年10月にドメスティックバイオレンス(Domestic Violence :家庭内暴力。以下DVとする)に関して、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV法)が一部施行され、翌年の2002年4月に同法律が完全施行されています。夫婦間であっても暴力が犯罪であると法的に認められたことになります。

DV防止法では「配偶者からの暴力」とは、「配偶者からの身体に対する暴力、またはこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動」と規定されています。

こうした暴力では次のように分類されています。

  1. 身体的暴力(小突く、殴る、蹴る、殴るフリをする、包丁をつきつける、物を投げつける、髪を引っ張るなど)
  2. 精神的暴力(脅す、侮辱する、誹謗中傷する、無視するなど)
  3. 経済的暴力(生活費を入れない、あるいは制限する、経済的自由を奪うなど)
  4. 社会的暴力(行動や交友の監視・制限、外で働くことを妨害するなど)
  5. 性的暴力(性交渉の強要、暴力的性交渉、避妊に非協力、堕胎の強要、見たくないポルノビデオを見せるなど)

内閣府のホームページではもっと詳しくDV法について説明されていますので、ぜひご覧ください。配偶者暴力防止法

モラハラ行為のチェックリスト

モラハラ行為の一つ一つだけを見たらごく些細なことで、家庭内でも家庭外でも誰でもが起こしていると思っています。ただしその行為が日常的に繰り返されることでモラハラ被害者の心はしだいに壊されていきます。モラハラパートナーの言動で自分の考えはことごとく否定されるので何も考えることができなくなります。自分の人生に後悔することすらできなくなっていきます。

どんな行為がモラハラに該当するのか、自分の行動を客観的な視点でモラハラに当たるのかチェックしてみてください。また、まだ結婚はしていないけれど結婚予定の相手がモラハラ行為をしているかもと思われているかたは、結婚を後悔しないためにもぜひチェックしてみてください。

  • 怒鳴る、強い口調で命令する
  • 何時間もしつこく説教をする。問い詰める。反省文を書かせる
  • 土下座を強要して謝らせる
  • 些細なことで怒り出す
  • あなたの大切なものを壊す。勝手に捨てる。
  • あなたが病気になっても看病しない。病院に行かせない
  • 財布・携帯を取り上げて部屋に閉じ込める
  • 「殺すぞ」「死ね」などと脅す
  • 「別れるなら死ぬ」と脅す。自殺未遂(狂言自殺)をする
  • 家族が可愛がっているペットや小動物を虐待する
  • 何を言っても無視して口を聞かない
  • 「出ていけ」という。家から閉め出して中に入れない
  • 大きな音を立てて(ドアの閉める音など)威嚇する
  • あなたの実家の家族や親せき、友達を馬鹿にして悪口を言う。
  • 「不細工」「デブ」などと外見を馬鹿にしたり、学歴・職歴を馬鹿にする
  • 「頭が悪い」「役立たず」「何をやらせてもできない」などと言って侮辱する
  • あなたが人前でした発言・行為についてダメ出しする
  • 子どもの前で「母親失格だ」などと悪口を言う
  • 料理に不満を言う。作っても食べない
  • 異常な嫉妬をする
  • 自分のメールにすぐに返信しないと怒る。電話にすぐに出ないと怒る
  • あなたが外出しようとすると、わざと用事を言いつけて妨害する
  • あなたが外出するときは事前に自分の許可を取らせる
  • あなたの体調や気分に関係なくセックスを強要する
  • 仕事に就かせない、結婚後は専業主婦になることを強要する
  • 家事育児には一切協力しないけど、外で仕事をさせて収入は全て家に入れるように強要する
  • 支出内容を細かくチェックし、口を出す。
  • 急に態度が変わる。不機嫌になると舌打ちする。
  • すこし相手に意見をすると、相手は話をすり替えてゆがめられる
  • 喧嘩は一方的。「自分は正しい。お前が悪い」と主張して一切話し合いはしない
  • 「お前と結婚するんじゃなかった」と言ってくる

このモラハラ行為はほんの一部です。それでも一つでも該当すれば十分にモラハラです。

モラハラする加害者はとても言葉に長けていて、反論する暇も与えてくれないし、あたかも当然であるかのように言うのでモラハラ被害者は、「相手が言っていることは正しい」とマインドコントロールされていきます。早くに気づいたことは幸いです。このモラハラからすぐに距離を置きましょう。解決策は離婚だけではありません。ただし早くモラハラの環境から抜け出して、ゆっくりと後悔しない自分の人生を考えるためにはその家から離れることが重要です。

モラハラと夫婦喧嘩の違い

モラハラには一般的な夫婦喧嘩とは違う特徴があります。モラハラは『支配的・一方的・相手を徹底的に攻撃して屈服させる』ことが大きな特徴です。

モラハラ夫(妻)は突然スイッチが入ったように怒り出します。原因は些細なことなのに、その怒りは大げさなほど激しく怒り出します。エスカレートするとしばらくは収まりつきません。

モラハラ状態の夫婦関係は対等ではないのに対して、普通の夫婦は対等であり喧嘩です。普通の夫婦喧嘩は一方的に怒鳴るのではなく、どちらも言いたいことを言い合い終わったらある程度は気持ちがスッキリしたりしています。いつもスッキリするとは限らないにしても、喧嘩の修復にはどちらも折り合いをつけて結論をだします。(内容によってはそのまま放置する場合もあるかもしれません)一方的に怒鳴り攻撃する喧嘩ではないです。

今や日本では3組に1組が離婚する時代になっています。モラハラが原因で離婚するだけではなく、性格の不一致や異性関係で離婚することもあります。また結婚20年過ぎたカップルでも離婚します。もし「離婚することは悪いこと」という思い込みがあり、離婚に躊躇してしまっていたらそれは誤りです。でもそのように思い込むにも理由があります。

モラハラ家庭から抜け出すことをためらう被害者

モラハラ被害者の皆が離婚を望むわけではありません。モラハラを受けながらもその環境から抜け出すことをためらう人もいます。その理由は被害者の口からいくつか挙げられます。家を出た後の生活の不安、子どものことなどがあげられます。これは表向きの理由だと思います。

モラハラ被害者の心の奥底に隠された要因があります。「妻という座を捨てることの恐怖感」があります。「妻」という座を捨てること自体が人生の後悔と捉えているかもしれません。また「結婚することが一番の幸せ」だと思っていた場合、離婚してしまうことは幸せを捨てることだと考えてしまいます。また離婚したとなれば、たった一人の男さえも捕まえられないのかと他人から嘲笑の目で見られるような気がするという人もいます。

女性はたとえ仕事で成功していても、「結婚していなければ幸せとは言えない」「優しい夫と子どもに囲まれているほうが幸せ」だという世間には固定観念がいまでも深く根付いています。この恐怖に打ち勝てたとき本気で離婚への道へ進めますが、そうでなければ延々と家を出ない理由を並べることになります。

またモラハラ夫から「お前は社会に出ても役立たたないから、お前にとってはここが一番幸せな場所だ」などと思わせて洗脳されていると、なかなかモラハラ家庭から抜け出すことは困難です。でも本当にその場所は居心地がいいですか?毎日豪華な食事が出ていても、それを美味しいと感じることはできますか?広くてフカフカなベッドに寝ていても、安心して眠れていますか?その家庭ではゆっくりとくつろげる場所がないのではありませんか?いつも夫から指示されて、夫の機嫌をうかがいながら行動していませんか?

豪華なファーストクラスで行く海外旅行だけどスケジュールやルールにがんじがらめの旅行と、質素なビジネスホテルに泊まる貧乏旅行だけど自分の好きなところへ自由に行ける旅行、あなたが本当にしたい旅行はどちらですか?

別居するときの注意事項

モラハラ夫(妻)と離婚するために必要になるのは「別居」です。しかし相手に何も伝えず家を出ると悪意の遺棄(同居義務違反)と相手に勘違いされて、離婚請求のときに不利になるかもしれません。別居するときは言葉で伝えなくてもいいので、手紙かメールで「別居」の意志と「離婚したい」ことを伝えて置くことが大切です。「離婚したい」ではなくても、別居して冷静に考えたいということでもいいと思います。

まとめ

モラハラ行動はあまり目立たないので分かりにくいのが特徴です。モラハラ被害を受けている人も、最初はパートナーが「あれ?」と思う言動があってもスルーしてしまっていたそうです。ちょっと短気な人だけで仕方がないかなと済ませてしまっていた場合もあったそうで、早く気づけばよかったと後悔の言葉を残されています。

今パートナーの行為がモラハラではないかと感じられているのでしたら、一人で悩んでネットで調べているだけでなく、まずは夫婦関係専門のカウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。外に外出できなくても電話でも相談を受け付けているカウンセラーは多くいます。

自分の気持ちを誰かに話すことで、自分の心の奥の本当の気持ちに気づくことができます。今すぐ離婚を決心しなくても、本当の自分の気持ちに気づいて後悔しない人生を見つけませんか?今はパートナーに人生を支配されている状態ですが、自分の人生を守れるのは自分だけです。後で後悔しないためにも今自分の人生を取り戻しましょう。

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