【人間関係の悩み】人付き合いをするときの自然な距離感を取るための考え方

人付き合いをすることが苦痛に感じる人は、周りの人との距離感を図ろうと周りに合わせてしまい本当の自分を出せずにいるために苦しくなってしまう傾向があります。それは仕方ないことです。なぜなら社会の常識に囚われた人付き合いをしようとしているからです。今回は社会の常識に囚われることなく自分らしく人付き合いをしながら、周りの人との距離感を取るための考え方を紹介します。

人付き合いの距離感を使い分けるのは負のスパイラルを生むだけ

人間関係・人付き合いに悩む人の多くは幼いころに「相手の気持ちや立場を考えなさい」と言われて成長してきました。学校では空気を読むことが当然だとされてきて、「空気を読めない奴」は仲間外れの対象にされてきました。

友達から仲間外れにされたくない、職場の人から嫌われたくないとの思いから、いつも笑顔で他人を尊重して自分よりも他人を優先にする「いい人」を演じてるはずです。

でもそんな「いい人」にはこんな悩みを抱えています。

  • 自分に自信が持てない
  • やりたいことが分からない
  • 自分の気持ちがわからない
  • 仕事で思うような結果が出せない
  • 恋愛が上手くいかない

表面上では社会でうまく生きているように見える「いい人」は、実はこんな悩みを抱えています。あなたの周りにいる「いい人」はいつも笑顔だけれど、笑顔の奥にはこんな悩みを抱えているはずです。

こういった悩みを抱えてしまうのは、「他人から嫌われないためにいい人でいる」からです。

他人の気持ちを優先に考える他人基準の行動をしているから、自分のやりたいことが分からない、言いたいことが言えない、怒れない、我慢してばかりいる、心をオープンにできない、といったような人付き合いをするのには問題がある悩みになってしまいます。

人付き合いは自然体が一番

「人に嫌われたくない」と思っている人は、人とコミュニケーションを取ろうとすると緊張してしまい、極端に気を使ったり、褒めすぎたりしてしまうことがあります。そのような人付き合いは相手との距離感は遠いままになってしまいます。

人付き合いをするときは自分らしく自然体でいることが一番です。

相手に自分を好きになってもらいたくて、無理して自分が持っているすべての優しさ思いやりを出していると、いつかはその無理が限界に至って自分自身が疲れてしまいます。また無理しているときは距離感は不自然だから相手との距離は縮まらないものです。

自然体でいるというのは、いつもよりもテンションをあげたり、本来の自分ではない偽りの自分を演じていない状態です。

あなたが自然体でいると、その雰囲気の居心地よさにひかれて人は自然と寄ってきます。

無愛想でいいと許可する

よく「いつも笑顔でいましょう」と言われることがあります。また「女性は愛想が良いといい」なんて言う人もいます。確かにいつも笑顔でいられたらいいですよね。それで無理して笑顔でいたらどうなるでしょうか?

時には悲しいときもあるし、怒りやストレスが溜まっているときもあります。そんなとき感情を押し殺して笑顔でいることは、自分の感情を無視してしまい「不感症」になってしまいます。

人付き合いをするときは、相手の気持ちを感じとり受けとることも大切ですが、もっと大切なのは自分の気持ちを素直に相手に伝えることです。

しっかりと自分の全ての感情を感じ取ることが良い人付き合いをする第一歩になります。相手に自分の気持ちを伝えるのに自分が自分の気持ちを分かっていないのではいけません。

愛想笑いしなくてもいいのです。起こってもいい、泣いてもいい、寂しくなってもいい、しっかりと自分の気持ちを感じ取り、外に表現することに許可してください。そこに罪悪感を感じる必要はありません。

今までずっと愛想笑いをしていた方は、今この瞬間に「いつも笑顔でいなくていい」と自分に許可を与えるようにしていただきたいです。そうすることで人は心から笑うことができます。無理していた作り笑顔ではなく、本当の貴方の笑顔が出てきます。

本当は笑顔を出すことが苦手なら、笑顔になる必要はありません。無愛想のままではっきりと自分の気持ちを出していくといいです。無愛想でずけずけと言うスタイルの方がもっと周りの人との人付き合いが上手くいき、距離感がどんどんと縮まっていくことでしょう。

不安は妄想に過ぎない

人付き合いでの悩みの大元は「自分が嫌われたらどうしよう」という未だありもしないことの不安です。不安のほとんどは「思い込み」や「取り越し苦労」のただの妄想に過ぎません。

妄想は、恋人と旅行するなどの楽しいポジティブな妄想もあれば、「あれが欲しい」という我欲だったり、「○○を手放したくない」という執着だったり、他人を羨ましく思う事、自分は何やってもダメだと思う自己否定などネガティブな妄想もあります。

仏教では妄想を生み出す根源の考え方は、物事を対立的に比較する考え方だといいます。

「善・悪」「富・貧」「損・得」「美・醜」「勝・負」「好・嫌」「老・若」「生・死」といったように物事を分別して、自分と他人を比較することが「妄想」を生み出します。

ネガティブな妄想が始まると、どんどんと妄想が膨らみその妄想が「思い込み」となって、自分で自分を不安にさせています。そしてその不安が人付き合いを悪くさせているのです。

どんな人でも、どんな物でも、他とは比べようがない絶対的であり「唯一無二」のものです。

つまり自分は大切な唯一無二の存在であり、誰とも比べようがない比べる必要がない人です。そして他人も比べようがない大切な唯一無二の存在です。

自分という人間をありのまま認めると、周りの人のその人のありのままを認められるようになります。そして相手との距離が自然に縮まっていくでしょう。

『いい人をやめる』宣言をする

ある女性は職場でも友達と一緒にいても自分らしくいられないことで悩んでいました。いつも笑顔を作り、自分のオタク趣味を我慢して周りの人との付き合いを大切にしてきたのに、周りからの私の扱いは全然良くない!と

心理カウンセラーと話していたら『無理して笑顔を作って「いい人」を演じていた自分に気づいた』と言って、その場で『いい人をやめる』宣言をしました。

それから4週間くらい今までの「いい人」行動をやめて、周りに合わせることをしなくなったら、周りが自分に対する扱いが劇的に変化したそうです。

家出は夫や子供から大切にされるようになり、職場では周りから声を掛けられるようになって、仕事が忙しいときは手伝ってくれるようになったそうです。

彼女はただ自分を大切にして、自分が一番したいことや居心地がよいことだけを選択して行動していただけですが、周りの人も自分に対して大切にしてくれるようになったと驚きそして本物の笑顔になっていました。

彼女は今まで周りから嫌われたくないために、周りに気を使いながら無理した笑顔で距離感を探るクセがついていました。相手から見たら優しいけれど警戒心が強くて遠い距離感を感じていたかもしれません。

でも彼女自身が自分がしたいことをしている姿をみて、周りの人が彼女の人柄を感じ取って勝手に親近感をもって近づいてきたのだと思います。

自分を押し殺して無理して人付き合いをしているときは友達止まりの付き合いしかできません。自分の気持ちを出して居心地よく人付き合いをしていると、心の深い部分でつながることができて一生の親友になることができます。

最後に

いかがでしたでしょうか?

人は人付き合いの仕方を親の姿を見て学んでいきます。親がしている人付き合いの方法はその時代はその方法が上手くいっていたけれど、今の時代はコミュニケーション方法が大きく変化したために、その方法だと上手くいかないことの方が多いです。

周りの全ての人と良好な人間関係はできません。する必要もありません。貴方がこの人とはずっと大切な親友でいたいと思う相手には、素直に自分の姿を見せて心の距離感を縮めてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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