仕事も人生も楽になる!人間関係をシンプルに考える3つのコツ

会社で働いているときのストレスの原因は仕事よりも人間関係が影響していると言われています。仕事の人間関係が悪化しているときの疲労度は回復に時間がかかるほど重く、ときには人生が暗く感じることもあるでしょう。今回は仕事も人生も楽になる!人間関係をシンプルに考えるコツを紹介します

1.孤立感を感じる時のコツ「自尊感情を高める」

職場で周りの人と打ち解けられずにいる時は孤立感を感じてしまうことがあります。

周りの人たちが楽しそうに話で盛り上がっていて、その中に自分が入れない雰囲気を感じると孤立感は特に感じるでしょう。けっこう辛いですよね。

そんな時は無理して周りの人と仲良くすることも、他人に合わせる事もなく、最低限の挨拶を率先して行い、そしてただ仕事に打ち込むことです。それだけでも十分に周りの人と会話ができています。

そして無理していない自分を褒めてください。

職場や学校などの人間関係に悩む人は、自分はダメだダメだと考えて「自尊心」「自己肯定感」が低い人が多いです。心理学的用語では「自尊感情」と言います。

自尊感情は「自分は価値がある」と感じられる感覚のことで、簡単に言うと自分を大切に思う気持ちだったり、自分を好きだと思う気持ちです。

自尊感情が高ければ高いほど、自分のことを認める気持ちが強く、自分を好きだと感じられて、大切に扱うことができます。しかし、自尊感情が低いと、自分を好きになれず、自分で自分を否定的に思い、ときには自傷行為に至ることがあります。

自尊感情が低い人は、周囲に認められない気持ちが強かったり、「自分にはこの仕事は無理だ、できない」と考えたり、周囲への嫉妬が強かったりします。

自尊感情が低くなる原因は様々ありますが、幼少期の育った環境が影響していると言われています。兄弟と比較されて「お前はダメだ」と大人から言われて育ったり、親から大切に守られていたことで失敗する経験がないまま育ち、成長してから失敗を経験して精神的にダメージを受けたことにより、「自分はダメだ、弱い人間だ」と思い込んでしまいます。

そして大人になってからも失敗を恐れて、失敗を避ける続けると自尊感情が低くなってしまいます。「安全なルート」を選択することは悪いことではありませんが、そのルートが「自分のしたいこと」とは違うことは、自尊感情を損なう原因になります。

自分は自尊感情が低いのが悪いのだと思わないでください。今からでも自尊感情を高めることはできます。

仕事の人間関係で悩んでいる今は、頭の中は「自分が悪い」「周りの人が悪い、私は悪くない」と自分を責めたり周りの人たちを責めたりと色んな考えが巡っているでしょう。

そんな考えが出てきたときは、ネガティブな考えポジティブな考えと判断しないで、ただ「それでいいんだ」と自分の気持ちを認めてあげてください。

自尊感情は自分の気持ちを認めて、自分の価値を認める感情です。「自分だけは自分の味方でいる」ことが大切です。

そしてその気持ちを外に出しましょう。人に伝えることでもいいし、日記に書くのもいいし、気持ちを詩にしてもいいし、絵を書くのが好きなら絵で表現してもよいでしょう。気持ちを外に出すことで更に自分の気持ちを認めることができます。

あとは自分の好きなことを沢山してください。ちょっと思いついたことでもチャレンジしてください。大きなことでなくてもカッコいいことじゃなくてもいいのです。ただ自分の好きなことをし続けることは自尊感情を高めることができます。

自尊感情高まっていくと、気づくと人間関係の悩みが消えていたり、人生が楽しくなっているかもしれません。

コツコツと自分を褒めて自分を大切にしていきましょう。

2.人の顔色を見てしまう時のコツ「課題の分離」

仕事はいつも一人で行うことなら人間関係で悩むことはないですが、複数人と仕事を分担して行う場合は同僚や部下に仕事を頼むことがあります。

仕事の人間関係で悩みがちな人はつい「こんなことを依頼したら機嫌が悪くなるかもしれない」「こんなことを聞いたら気分を悪くするかもしれない」と、他人の顔色を見て行動するため神経をすり減らしてしまいます。

それでは自分一人で仕事を抱えてしまうことがあり、仕事全体にも支障が出てしまいます。人間関係の悪化はあなた自身の会社での評価にも響いてしまいます。せっかく頑張って一人で仕事をしても評価が低くなってしまっては、あなたが損をします。

こんなときはアドラー心理学の「課題の分離」を意識してみることをお勧めします。

それは常に「この課題は誰にとっての課題か」を意識することです。

「こんなことを依頼したら機嫌が悪くなるかもしれない」という考えを例にしてみます。

もしあなたがAさんに業務を頼まないといけないとしたら、あなたの課題は「Aさんに業務を依頼すること」です。

そしてAさんはその業務を引き受ける時にどう反応するかはAさんの課題です。嫌な顔をするかどう反応するかはAさんの問題で、あなたの問題ではありません。

Aさんの課題にあなたが踏み込んでAさんの機嫌を取ろうとするのは、Aさんの課題に踏み込むことです。そしてAさんの課題をクリアすることを阻むことでもあります。

なのであなたは自分の課題をこなすことで、それ以上を考えなくてもいいのです。

自分がこなすべき業務と相手がどう反応するかは別の課題であることを意識するだけで、人間関係はとてもシンプルになります。

親子の問題も同様に考えることができます。

子どもが宿題もしないで遊んでいるとき、親はつい「勉強しなさい」と口を出してしまいます。そうすると子どもは「あとでしようと思っていたのに勉強する気を無くした」ということがよくあります。あなたも親から言われた経験があるのではないでしょうか。

これも「課題の分離」を意識すると解決します。

子どもが宿題をするのかしないのかは子どもの課題です。宿題や勉強をしないと困るのは子ども自身です。

親が子どもの勉強に口を出すことは子どもの課題の妨げにしかなりません。親は何もする必要はありません。親の課題としては口も手も出さずに「子どもを見守る」ことでしょう。

他人の顔色を見てしまい神経をすり減らしてしまう人は、「課題の分離」を意識して行動することで仕事でも学校でも人間関係が楽にするコツになります。

3.人間関係を楽に考えるコツ「2:6:2の法則」

「2:8(ニハチ)の法則」という言葉をご存知でしょうか。または「パレートの法則」とも言われます。

これはほとんどの社会現象には「2:8」の割合でばらつきが出ると言われています。

例をあげると、

  • 売り上げの8割は全従業員の2割が生み出している。
  • 仕事の成果の8割はそれに費やした時間全体の2割で生み出している
  • 渋滞の8割は2割の道路で起こっている
  • 住民税の8割は、全住民の2割の富裕層が担っている

などがあります。

その法則が正しいのかを実験した人がいます。アリは集団で働いているけれども、その中で本当に働いているのは2割のアリだけ。なんと8割のアリは遊んでいるという結果がでたそうです。

ではよく働くアリだけにしたら作業が進むのかと、よく働く2割のアリだけにしたら、今度はその中の8割が遊ぶようになって2割のアリだけが働いている結果になりました。そうなったら2割のアリは疲れ切ってしまい死んでしまったという報告もあります。

「2:8(ニハチ)の法則」は自然の原則で、それでバランスが取れているので変えてはいけないようです。

会社でも同じことが成り立ちます。

経営が悪化した大会社が大量の社員をリストラした結果、残った優秀な社員が働かなくなってしまって更に経営が悪化したそうです。そこで経営コンサルタントに相談したところコンサルタントのアドバイスは、「優秀でない人を雇いなさい」とのこと。そこで優秀ではない人を雇ったら、社内に再び活気が戻ったそうです。

これを人間関係に置き換えて考えてみたときは、「2:8(ニハチ)の法則」を「2:6:2の法則」に考えます。

例えば学級の中で自分と仲の良い人は2割、仲良くはないけど普通に話せる人は6割、苦手で付き合いにくい人は2割程度いるはずです。

それは自然なことでそれでバランスを取っていることになります。

たとえ自分のことを嫌いな人がいても気にすることはないです。ただ相手にとっての「苦手な人の2割程度」に自分が入っているだけのことです。

それを変えようと自分の考えを貫いて相手に従わせようとするのは、自然の原則に反すること。

無理して変えると自分にも相手にもバランスを崩すことに繋がってしまうので、ただ「この人は自分とは反対側の2割の人だ」と割り切って考えることが人間関係が楽にするコツになります。

まとめ

いかがでしょうか。

「自尊感情を高める」「課題の分離」「2:6:2の法則」を意識していくことが仕事の人間関係がもっと楽なるコツです。

他人の気持ちは変えられませんが自分の意識を変えることは可能です。

皆さまの今がアカルイ世界になれますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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