別居・離婚で大切な子どもの親権と心理を知りたい

「子供のために離婚はできない」と考えている親は多いと思いますが、親が不仲な家庭で育つ子供は、将来家族を持つことになったとき両親の影響は大きく出てきます。離婚しないことが子供にとってよいとは限りません。子供の心理と将来のことも考えながら、別居や離婚、子供の親権について考えていきませんか?

両親が不仲な家庭で育つ子供の心理

両親が不仲な環境で育つ子供は健康面でも精神面でも様々な面で悪影響を及ぼしています。幼少期の子供にとっては、この時期に親の不仲を目の当たりにしていると状況を理解していなくても、成長していくにつれてうつ病になったり引きこもりになったりと自分自身に影響を及ぼします。

1.自分を責めるようになる

両親がお互いを罵り合っている姿を見るのは子供にとって辛いものです。優しいお子さんは両親が喧嘩している理由がわからなくても、「お父さんもお母さんもこんなに怒っているのは自分が悪いからだ」と自分を責めるように考えてしまいます。

また喧嘩の最中に「子供がいるから離婚できない」と口に出しているのを子供が聞いていたら、「自分は邪魔な存在なんだ」「自分がいるからお父さんもお母さんも幸せになれないのかな」とも考えてしまいます。このような経験をした子供は成長すると他人とのコミュニケーションが上手く取れなくなってしまうケースが良くあります。子供の安定した将来のためには、両親は子供の前で喧嘩をしてほしくはありません。

2.人を愛することができなくなる

両親が不仲であると母親の感情はいつも不安定になってしまいます。子供のためにと子育てをしっかり頑張りますが、子供は大人の思い通りに行動できることはほとんどありません。そんなときに夫と喧嘩ばかりしていると子供にも感情をぶつけてしまうことがあります。母親だけでなく父親も同様です。父親も子供にイライラした感情をぶつけることがあります。

子供は成長し大人になったときに、子供のときに親から受けたことと同じ行動をします。親から愛情を十分に受けられなかったら、愛情を人に与えることができません。なぜなら幼少期に親から十分に愛を受け取って、蓄えて来れなかったからです。そんな環境の中にいる子供は親からは十分な愛情に育っているとはいえません。親から受ける愛情は無償の愛で、他のどんな優しい人から与えらえる愛とは比べ物にならないほど、子供にとっては最強の愛です。

両親が不仲であっても子供に対して十分な愛情を受けていることもあります。最強の愛が十分に子供に伝われば、子供はしっかりと育つことができます。

3.睡眠障害、集中力の低下、学力の低下

大人にとってっも子供にとっても家庭は体と心を癒す場です。その家庭が両親の不仲で常に怒鳴り声があったり、静かでも緊張感があると癒す場ではなくなってしまいます。子供はその雰囲気を感じやすいので不安が募り眠れなくなる場合もあります。睡眠がしっかりできていないと、食欲も減退したり、集中力が低下して学力が低下することにもなります。最悪の場合は不安障害や摂食障害など心の病気に繋がってしまう可能性もあります。

両親の不仲な様子を子供には見せないようにと気を付けていても、子供は親の気持ちは心で感じ取っています。どんなに隠そうとしても親子の絆は強いから子供にはすぐに分かります。子供に隠すよりは親の気持ちを伝えるほうが、子供にとっては安心すると思います。

別居や離婚することによる子供への影響

両親が別居や離婚することで子供にどんな影響を与えるのか、離婚を考える親としては心配ですよね。それでは子供はどんな影響が与えるのでしょうか。

1.環境の変化

両親が別居や離婚をすることは、子供はどちらか一方の親とは暮らせなくなります。両親がそろっていて生活していた今までとは大きく家庭内が変化します。 父親が家を出て母親だけになったとき子供は大きな不安を感じます。お父さんがいなくて怖いとも思います。母親が家を出て父親だけになったときも子供は不安を感じます。いつも優しく見守ってくれたお母さんがいなくて寂しく心配になります。

もし一方の親に連れられて今までの家を出たときは、片親が不在な思いと共に今まで通っていた幼稚園や学校の友達や先生に会えない、慣れ親しんだ生活が失われます。

2.経済的な不安と将来の不安

別居や離婚することが分かってくると思春期の子供は経済的なことや自分の将来の進学ができるのか不安になります。両親はできるだけ子供に不安を与えないように経済的な安定に努めようとしますが、子供はそれだけでは不安です。もし自分以外に兄弟がいて兄弟全員が安定した将来を期待できるとは限りません。思春期の子供はしっかりと知識を持っているの、経済的な問題にも悩んだりします。

3.別居している親への想い

同居していた時には特別仲が良かったというわけではなかったとしても、子供にとっては血のつながった親です。別居先でその親がどんな生活をしているのか気になります。自分のことが嫌いになったのではないか、自分のことを捨てたのかとも考えることもあります。

子供は家庭環境や両親が不仲のときは様々なことで思い悩みます。できるだけ子供と話し合って、子供の不安な気持ちを聴いてあげてほしいと思います。

子供の親権のチェックポイント

子供の親権をどちらが持つかと話し合う時は、様々な要素を総合的に考えながら「子供にとってどちらの親の元で育つことが幸せか」を考えると思います。そんな時に子供の親権のチェックポイントを使ってみてください。

1.今までと同じ教育環境でいられること

離婚することにより幼稚園や学校まで変わることになると、子供にとって心理的影響は大きくなります。どちらかの親と一緒に暮らすことができなくなるのでも十分に影響は大きいため、教育環境はできるだけ変化がないことが望ましいです。

2.離婚後に子供が育つ家庭環境は?一人で子供を育てる意欲があるか?

離婚後はどちらか一方の親が一人で子供の世話をすることになる場合が大半だと思います。仕事をしながら子育てをするのは大変です。ただ世話をするだけでなく、子供の栄養のことも考えた食事を提供することもしなくてはなりません。小さい子には毎日の身の回りの世話もしなくてはなりません。それができる意欲がある親が親権を持つことが望ましいです。意欲なく親権を持つことだけを考えていては、離婚後に子供が安全に育つ家庭環境とはいえません。

3.子供に十分な愛情が注げるか

子供が幼い時は母親の愛情がとても大切ですから子供の親権は母親が持つことが望ましいと考えられています。でもすべての母親が子供を愛しているか、すべてのこどもが母親が好きかというと、そうとは限りません。もし母親が子供を愛することができずに、父親が母親に代わって一生懸命に愛情を注いできていたならば、父親が親権を持つことが望ましいでしょう。

4.親の生活態度

今までの親の生活態度はどうだったでしょうか。もし父親がパチンコや競馬などギャンブルにのめり込んでいたら親権者として望ましくないでしょう。もし母親がブランド品など高価な物を買ってばかりで家計を苦しい状況にしていたらら親権者として相応しくないかもしれません。そんな生活態度でいた場合、別居や離婚後にその態度が治るとは限りませんし、子供の教育上でも望ましいものではありません。

5.子供の病気や怪我に対応できるか

子供は急に風邪を引いたり、怪我をしたりします。そんなとき学校から職場に電話がかかってきますが、それにすぐに対応できますか?仕事をすぐに終わらせて子供を迎えに行くことができたらいいですが、それが出来ないときに親族や知人に連絡をして子供を迎えに行ってもらえるような協力体制が整えることができますか?離婚前の別居でも同じように協力体制を整えておくことが必要です。協力体制が整えている親に親権を持つことが望ましいでしょう。

子供の成長について様々な点を考慮する必要があります。別居、離婚を考える方に参考になれば幸いです。

まとめ

別居・離婚で大切な子供の親権と心理についてはいかがでしたでしょうか?

親の別居や離婚は子供にとっては悲しいものとは限りません。ある女性は中学生のときに両親が離婚したけれど、両親の不仲の姿を見続けていることが辛くて両親が離婚することになったことが決まったとき、やっと安心できたと言っていました。その女性は親権は父親が持つことになったけれど、別れて暮らすことになったとき母親がかけてくれた言葉「自由に生きてほしい」は大切にしているとおっしゃっていました。

その女性は両親の離婚は悲しかったけれど、母親が幸せになってくれたら嬉しいと思っているとも話してくれました。

両親が別居や離婚をしても子供にとって親であることには変わりありません。親が子供の幸せを願う気持ちと子供が親の幸せを願う気持ちを比べることはできませんが、どちらも思い合いって離婚を決断したのだと思います。別居や離婚がすべて子供の不幸になるのではないと気づかせてくれました。

離婚を考えている方が子供の想いも聞きながら、別居や離婚や子供の親権について話しあいができたなら、みんなが幸せな未来に変われると思います。

こちらの記事もぜひお読みください。⇒「別居や離婚を回避したい!夫婦関係を改善する5つの方法」

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。